一人ひとりの可能性を信じて

~金賞受賞に込められた想い~

諦めない心が生んだ奇跡の瞬間

私たちデイサービスカデナには、毎日多くの感動的な瞬間があります。今日は、その中でも特に印象深いエピソードをご紹介させていただきます。

挑戦の始まり

ある男性のご利用者様は、利き手の右腕に後遺症による麻痺があり、文字を書くことができませんでした。デイサービスのご利用を開始された当初は、書字活動に対して強い拒否感をお持ちで、ご本人にとって大きなストレスとなっていました。

私たちは信じています。どんな困難な状況にあっても、その方が持つ本来の力は決して失われることはないということを。

寄り添いながらの第一歩

職員が丁寧に寄り添いながら、利き手ではない左手での文字の練習を少しずつ始めました。最初は職員が手を支えながら、ゆっくりと一画ずつ。ご本人は「僕は字が汚いから、あまり人には見せたくない」とおっしゃっていましたが、私たちはその気持ちに共感しながら、専用の練習ノートを手作りで準備させていただきました。

継続する努力

デイサービスがお休みの日も、ご自宅でなぞり書きや書き写しの練習を続けてくださいました。並行して、施設での活動でも使用する教科書にも頑張って書いていただくようになりました。

しかし、思うように上達の実感が得られず、ご本人から「教科書の購入や勉強ノートをやめたい」というお申し出をいただいた日がありました。

運命的なタイミング

驚くことに、そのお申し出をいただいた当日に、教科書販売元が主催する全国規模の書道コンクール(硬筆の部)の結果通知が届きました。全国から多数の応募がある中での結果発表…

封筒を開けた瞬間、私たちの目に飛び込んできたのは「金賞受賞」の文字でした。

涙の瞬間

結果を知ったご本人は涙を流しながら喜ばれました。努力が実を結んだことを実感され、少し自信を取り戻されたご様子でした。奥様も一緒に大変喜んでくださり、ご家族全体で喜びを分かち合うことができました。

そして、ご本人から「勉強ノートと教科書、もう少し頑張ってみるよ」という希望に満ちた前向きな言葉をいただけました。

私たちの想い

私たちが提供するサービスは、単なるアクティビティではありません。一人ひとりの高齢者の方が抱える「できない」という思い込みや、ネガティブな心をアクティブに変えるお手伝いをさせていただいています。

何より、ご本人が希望を失わず、頑張り続けた成果がここに現れた瞬間に立ち会えたことが、私たちにとって最高の喜びでした。

皆様と共に歩む未来

私たちは考えています。介護とは、一人ひとりの可能性を信じ、その方らしい生活をお届けすることだと。

デイサービスカデナでは、みんなで決まったことをするのではなく、一人ひとりがやりたいこと、得意なことを生かして、わくわくすることができるような環境をお創りしています。

皆様と共に歩み、皆様の人生に寄り添えることを、心から嬉しく思います。


デイサービスカデナについて

私たちは、ご利用者様が「より健康で快適に暮らすこと」を目指し、必要とされるサービスを提供しています。一人ひとりの物語を大切にしながら、毎日を過ごしています。

🌐 公式サイト:https://ds-kadena.com 📞 お問い合わせ:098-957-0777 📝 最新情報:サイト内ブログもご覧ください

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